金沢展覧会@21世紀美術館 & 福屋研ゼミ旅行2014

作成:2014/04/04

【レポート】ゼミ旅行

 

 初めまして、東北工大福屋研究室 佐藤未和です

2014年10月31日〜11月1日に行ってきた福屋研究室ゼミ旅行2014 @金沢の

様子を報告いたします

設計者シーラカンスK&Hの工藤和美さんと施設館長さんの案内の元、施設見学を行いました。

海みらい図書館の周辺には学校が多いため児童が多く訪れます。

また、勉強スペースは主に設けられていませんが、勉強をしにくる学生も多いようです。

周りには何もないせいもあって、三階建てながら大きな印象を受けます。

谷口父子の唯一の共同作品である「玉川図書館」を見学しました。旧専売公社金沢工場であったレンガの建物と大きくとったガラス面やパネルといった現代建築の要素を融合させた玉川図書館は、どこか趣のある中に新しさや斬新さを感じる外観の建築です。光に照らされる閲覧空間で一つの空間の中に表情の異なる空間が存在しています。またレンガを基調とした内部空間に対し、天井や本棚の番号などがアクセントになっています。

昼食をとった後に訪れたのは金沢出身の仏哲学者「鈴木大拙」の生涯や研究内容を展示している鈴木大拙館です。

設計は金沢出身の谷口吉生。

展示施設としての空間はとても落ち着いて綺麗な空間でした。また、周辺の緑地と調和した外部の水鏡の庭は、広く水が張られてあり静寂に包まれ訪れた人も思索に耽ることができます。水鏡の庭を囲む通路や思索空間は屋根やフロアのエッジ直線が凛と伸びていて、静寂に包まれる空間を引き締めています。

周辺緑地の季節の移り変わりによって変わる木々をも空間構成要素として取り込まれています

鈴木大拙館は、建築・自然・ひとをうまく調和した建築です。

ひがし茶屋街は、古い街並みが残る金沢の中でも特に代表的なエリアである。

1820年、加賀藩の政策によって整備された街で、1831年に一時停止し1867年に再び公認され長らく繁華街として栄えた場所です。

 

 

福屋研究室 佐藤未和