小渕浜集会所

福屋研究室では、2011年の大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市の牡鹿半島に位置する小渕浜で、高台移転計画をはじめとする復興計画に取り組んできました。そして、高台移転をすることとなったその集落では、地域コミュニティの拠点となる集会所が必要となり、福屋研究室が集会所の設計を行う運びとなりました。

小渕浜は、住民のほとんどが漁師の集落です。ヒアリングや対話を重ねることで、集落独自の文化や慣習に寄り添った集会所の設計を心がけています。

集会所の延べ床面積は318㎡の大きさ。構造は木造で、集落の大工さんが施工する前提で設計をしています。実施を目指したプロジェクトであるため、模型でのスタディや3DCGによる太陽光シミュレーションを行うなど、慎重に設計を行っています。

現在は、学生が出した案を三つに整理し、小渕浜行政区の各班長とミーティングをおこなっています。
2017年に高台移転が完了するため、集会所は2018年の完成を目指しています。

 


設計:福屋研究室 神山将哉・佐藤毅・佐藤未和・竹下泰弘・横田笑華 + AL建築設計事務所

 

 

神山将哉